各県が順番に登場する「おらほのNO．１」〜新潟〜「黄金の島・佐渡」に行ってみませんか？

世界遺産登録を目指す「佐渡金銀山」

　人口約56,000人、東京23区の1.5倍の面積を有する佐渡。島の西側・相川地区には、江戸時代から1989年までの約400年にわたり、国内最大の金銀山として78ｔの金と2,330ｔの銀を産出した坑道跡や採掘施設などの「史跡 佐渡金山」が残されています。
　この佐渡金銀山は、1601年に開山し、徳川幕府の管理下で、採掘から小判製造に至る作業が行われました。明治維新以降は、西洋から最新の鉱山技術が導入され、日本産業の近代化に大きく貢献しました。
　現在も、この長い歴史を物語る数々の遺構が豊かな自然の中に溶け込んで、いたるところに残されています。特に、金鉱脈を追い求めて掘削された坑道の総延長は、なんと約400km（佐渡〜東京間に相当）！この坑道をはじめ、先人たちの営み、鉱山技術や生産システムの変遷を見ることができる貴重な遺産となっています。
　現在、この金銀山は世界遺産の本登録に向けた準備が進んでおり、国内推薦の最有力候補といわれています。

▼『史跡　佐渡金山』
http://www.sado-kinzan.com

「北沢浮遊選鉱場跡」
採鉱した鉱石を必要・不要物に仕分ける作業場跡。『天空の城ラピュタ』を彷ふつとさせるたたずまい

佐渡ならではの美しい大自然

　日本ジオパークにも認定され、海に囲まれた佐渡には、金銀山以外にもおすすめ絶景スポットがたくさん。透き通る海はもちろん、南北両系の植物が自生する特徴的な島でもあり、まさに花の楽園。本州側では2,000m級の標高で群生する山野草が、1,000m以下の標高でも見ることができる独特な環境から、植生においても日本の縮図といわれています。
　中でも初夏に大野亀を彩るトビシマカンゾウ（写真）は圧巻の一言。さらに、大佐渡山脈では樹齢300年以上の巨大な杉に出会えるなど、いたるところで風光明媚な景色を堪能できます。
　なお、運が良ければ、国の特別天然記念物であり、県の鳥にも指定されている朱鷺（とき）が飛んでいる姿を見ることができます。

樹齢300年以上の大佐渡石名天然杉

　世界遺産登録に向けた機運が高まるとともに、大自然などの魅力のほか、新鮮な海の幸など美味しい食べ物もあふれる佐渡。新潟港（新潟駅から車で約8分）からは、ジェットフォイル（“海を飛ぶ“高速船）で約1時間と、アクセスが良いのもポイントです。
　百聞は一見にしかず。一度行けば「行って良かった！また行きたい！」と思える佐渡に、ごむしんだし、行かんかさー！

新潟県自然エネルギーの島構想とは

　新潟県は、2019年に「新潟県自然エネルギーの島構想」を公表しました。
　佐渡島や粟島（あわしま。佐渡の北東に位置する離島）は、エネルギー供給の大部分を火力発電所に依存しており、電力系統が小さいために、再生可能エネルギーが導入しにくいといった状況にあります。こうした状況を踏まえ「環境負荷の低減」「エネルギー供給源の多様化」などを目的に、関連事業者などと連携し、再生可能エネルギー・次世代エネルギーに関する取り組みなどを進めているのが、この「島構想」です。
　この島構想の方向性は、当社グループで掲げる「新潟・東北発のスマート社会」の方向性と合致するとともに、カーボンニュートラルにも資するものであり、島構想に最大限協力することとしております。
　具体的には、佐渡において、東北電力ソーラーeチャージの「住宅向け太陽光・蓄電池サービス」（新潟県内での販売は佐渡島が初めて）、ならびに東北電力ネットワークの「再生可能エネルギー・蓄電池、EMSなどを組み合わせた最適な需給制御」を、先導的プロジェクトとして取り組んでいくこととしています。

▼東北電力ソーラーeチャージ株式会社「佐渡島での『あおぞらチャージサービス』の販売開始について」（プレスリリース）
https://www.tohoku-epco.co.jp/information/1221681_2521.html

▼佐渡島における「再生可能エネルギー・蓄電池、EMSなどを組み合わせた最適な需給制御の実現に向けた取り組み」について（プレスリリース）
https://nw.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1221981_2394.html

▼新潟県自然エネルギーの島構想　中間とりまとめ
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/sogyosuishin/210331-island.html

東北電力ソーラーeチャージの「住宅向け太陽光・蓄電池サービス」

東北電力ネットワークの「再生可能エネルギー・蓄電池、EMSなどを組み合わせた最適な需給制御」