カーボンニュートラル実現に向け2030年度中間目標を公表! 〜CO₂排出量半減を目指す〜

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 7月30日に行われた定例社長記者会見にて、2030年度のCO₂排出量を2013年度実績から半減することを目指すことを公表しました。

CO₂排出量2013年度→2030年度で半減を目指す。その概要を動画でお届け〜各地で実証試験が始動〜

カーボンニュートラルに向けた検討・推進体制を強化 〜戦略的かつ迅速に対応〜

 樋口社長を議長とする「カーボンニュートラル・環境経営推進会議」を設置し、体制の明確化、検討・意思決定の迅速化を図り、具体的な検討を加速していくこととしました。

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 さらに、戦略の検討・立案を担う組織として、「カーボンニュートラル・環境戦略ユニット」を設置し、体制の明確化、検討・立案の迅速化を図りました。

火力の脱炭素化に向けた具体的な取り組み

◇新潟火力発電所における水素/アンモニア混焼実証【LNG火力】

 新潟火力発電所5号系列(新潟県新潟市、10.9万kW)での実証実験を足掛かりに、水素およびアンモニアの燃焼安定性の確認など、実機を用いた実証を進めるとともに、燃料の調達・確保など、サプライチェーンの発展に貢献していきます。

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◇能代火力発電所におけるブラックペレット混焼の実証【石炭火力】

 現在、原町火力発電所(福島県南相馬市、計200万kW、石炭)および能代火力発電所(秋田県能代市、計180万kW、石炭)では、木質チップ(バイオマス燃料)の混焼を行っています。

 能代火力発電所において、更なるバイオマス燃料の混焼率向上を目的として、木質チップよりも高い熱エネルギーを有するブラックペレット※の混焼ならびに原料製造の実証に取り組んでいきます。

※ブラックペレット:木材を加熱して半炭化させたバイオマス燃料

◇再エネ由来水素を活用した火力CO₂のメタン変換に関する研究

 「火力由来CO₂のメタン変換」について、静岡大学と共同研究を進めています。火力由来のCO₂について、再エネ由来の水素と結合してメタンを合成し、LNG火力の混焼用の燃料等への再利用を目指します。

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